カメラではなく,写真機が欲しい。
霞がかるほど,探してしまう。いつも簡単に逢えていたら,いや逢っていたらいけないのでしょう。復路の富士山様。
往路はこんな感じ。
鶴丸というデザインは私は好きではないのですが,このまま使うなら50年後も変えないで欲しい。
銀座から新橋に向けて歩いていて,ふとエクステリアが気になったビル。
先日,ほぼ10年間使ってきたCANONの一眼レフが故障して動かなくなりました。これを機にもう一眼レフはやめてコンデジだけにしようと思っていたのですが,今朝,ビッ〇カメラにフラっと入ったら,急に気が変わって,衝動買いしてしまいました。今まで考えたことも無かった富士フィルムの一眼という選択。ずっとCANONだったので,変えるとしたらニコンかなと思っていましたが,ここ数年は,ニコンのカメラで撮影された写真を見て,なんだか絵としての写真というか,息が伝わる写真が撮れていないと思いはじめておりました。排他的に日本が世界で戦える商品は一眼レフカメラしかないのだから,CANONIKONには「カメラ」ではなく,写真機を作ってほしい。
オセアニアの初秋
出発日の2日前にJALから突然電話があり,ビジネスクラスに変えてあげるから経路を変更して欲しいと。到着が3時間程度遅くなるだけでしたので,仰るとおりにしました。初めて乗せて貰ったJAL SKY SUITEは快適でとにかく寝ていられます。
https://www.jal.co.jp/inter/service/business/seat/skysuite.html
シドニーからクァンタスに乗り換えてメルボルンに。
街も廻り,郊外のパッフィンビリー鉄道にも乗って来ました。
続いてニュージーランド航空でクライストチャーチへ。今思えばクァンタスにしておけばよかった。なぜスターアライアンスにしたのかもう覚えていない。
レンタカー屋さんに電話して迎えに来てもらうまで空港をうろうろしていたら,出ました!Play Me!ということでなぜか突然アメリカの民謡が弾きたくなって弾いたら,そこらへん歩いてた人が拍手してくれて歓迎して下さいました。鍵盤,それも象牙でしたが,生き返る感じがして漲る気分になりました。
日本で言えば道東かと思うくらいひたすら走り続けます。
見えてきました,テカポ。湖が大好きなのです。
滞在中に,スカイダイビングも楽しみました。12,000ft(3,650M)からのジャンプ。ネパールでバンジージャンプしたときの変な恐ろしさは無く,とっても爽快ですよ。
1人だけの小屋に泊まり,景色と会話しながら,人生に意味はないことを自問自答。
朝食は,他の宿泊客も来るレストランで。なんと古そうなピアノを発見。ということで,弾かせていただきました。「良い音楽を有難う,美しい朝だ」と言ってくれました。パッと見,幅が狭いと思ったので鍵盤を数えると85鍵でした。昔は88鍵ないものが多かったし,はっきり言って共鳴させて倍音を求める以外には88鍵も弾きません。Walter Eolinson,Londonと書いてあるのですが,このメーカーは私は知りません。譜面置が昔の使用ですね。
ニュージーランドなら,鉄道の旅もよさそう。
クライストチャーチからシドニーへ。この部分はエミレーツ航空,A380に搭乗しました。さすが巨大な機体だけあってか安定感抜群ですね。機内にエンジン音が伝わりにくく,割と静かでした。787やA350程度だと思います。
JALのステータスのお陰で,シドニーではクァンタスのファーストクラスラウンジが使えます。復路はもれなくエコノミークラスですけど。
こちらはテーブルで料理をオーダーできて,レストラン顔負けです。JALのファーストクラスラウンジはお寿司も握ってくれたし,アルコールの種類が驚くほど多く楽しめましたが,クァンタスの方が贅沢ですね。往復共にラウンジでシャワーを浴びてすっきりして搭乗できました。
ということで,10日間の休暇はあっというまに過ぎてしまいましたが,モチベ維持のためには,休暇は必要なのです。
サイドメニューがお店を支える
銀座は8丁目しかも西,それはもうほぼ新橋なのですが,ある飲食店の前を通り過ぎたのに,路上に掲示されていた「グリーンサラダ,500円」がなんだか気になって引き返してしまいました。これだけ注文するのも憚れるのでパスタも頼んで。
キュウリの下は全部レタスというどうもサラダにしてはバランス感覚に乏しい気もしますが,この商品が路上に掲示されていなければ,この店に入ることは無かったと思うと,サイドメニューがお店を支えると言えなくもありません。特に空腹ではなかったので,注文したパスタは90%残してしまいましたが,もとより,こんなに食べられないでしょ!ってくらいの量でした。
オシャレなイタリアンではありませんよ,パスタの味も濃すぎるし,でも,売れる要素満載で集客のためのフローチャートがビジネスとして完成してるなと。とっても色々気付きを頂いたお店でした。
ところで,部屋着みたいなだらしない格好で銀座を歩いてると「浮き」ますね。そんな格好でとある老舗の紳士服店に入ったら,お店はナメた対応してきました。もーこういうの楽しいんですよ。店主の説明がろくでもなかったので「あなたの日本語はここがおかしいから説明になっていない」ことを丁寧に説明して差し上げました。ではではー。
D滑走路(05)から離陸すると,下にはアクアラインの換気施設「風の塔」のすぐ傍にC滑走路(34R)に着陸しようとするANA機が見えました。主翼からして767または777だと思うのですが,お尻の部分が鮮明に写せなかったので,どちらか判りませんけど。
これは別の機会に伊丹空港のラウンジで撮った写真なのですが,この生け方(活け方?)なんか違うんだなー。これじゃ町の花屋のアレンジに見えてしまう。
戴きもの
いつの間にか,春。転勤や異動などが目白押しで少しセンティメンタルな気分になります。昔,仲の良い友人が「春は嫌い」と言ってた。私は転勤も異動もありませんが,去って行かれる方たちから逆餞別を戴きました。ネクタイってたまには自分では選ばない選択も良いかと。
そしてJALさんから,立派なプレゼントが届きました。JGCプレミア以上(その上はダイヤモンド会員しかない)になると,春にプレゼントが届くんですね。
http://www.jal.co.jp/jalmile/flyon/sentaku/
31,000ポイント分のスマートギフトを選択しました。何に換えるかは既に決定しました。
春でなくても,人生の転機や重大なインシデントは発生します。私はこの春,動揺を隠しきれないことが発生してしまいましたが,いつでも腐ってはいけない。
毎日がプレミアムなわけがない!
富士山様の雪,今が一番美しい。
むしろ見難いという,小田急。
毎日がプレミアムという矛盾,それでも,そう,プレミアムを政府が決めるものではないのだ。
台湾出張2018
お取引の組織が同じでも,担当者が変わればまた関係を構築し直す必要が出てきます。でもそれがまた良いわけです。
エバー航空,サンリオやり過ぎ。キティだけかとおもっていたら「バッドばつ丸」何これ,知らなかった。
というわけで,現地で友人達にも会えたし,6日間の出張が無事終わりました。
東京マラソンが「爽快」であるために必要なこと。
見えてきました。羽田の大気が澄んでいなかったので期待していなかったのですが,近づくにつれて,当たりの日だということに。満席のJAL便から。
当たっちゃいました,東京マラソンの日で交通規制が激しくて。シティマラソン,それはそれで良いんですが,地下鉄1駅分まるまる横断させてもらえず,地下鉄駅の地下道に迂回するように言われます。エレベータも全てのコーナーに設置されているわけでもなく,体調の優れない方,肋骨が折れて大変な人,ご高齢で歩くのが辛い方,運送の仕事で遠くにトラックを停めて走らなきゃいけない人,色々いらっしゃるんです。
箱根駅伝のように,せいぜい20分の通過ならまだしも,それも箱根駅伝の場合は次のランナーが通過するまでに余裕があれば横断させてくれますが,数時間もずっと横断させられないというのは,ちょっとやり過ぎだと思うんです,あまりにも。想像以上に大混乱なのです。
しかも応援が下品でカーニバル以下という。
都市交通を麻痺させて,多くの人々の犠牲の上に成り立っているということに,ランナーは詫びの気持ちも感謝の気持ちも持っているのでしょうか。これだけ交通を止めてるのですから,参加料を高くしてせめてエレベータの整備や犠牲になる方たちの利便性を回復させる事業に充てて貰いたいものです。
リスペクトするピアニストのライブ,数年ぶりで2回目。やはり才能という魅力は人として最強でプラスレスですし,個性とは才能に付随するものだと感じずにはいられません。
ところで,その人の色を有する方が人の作品を弾くとき,それでは曲自体が有する才能はどの人が弾いても感じる側面にあると思うわけですが,どんなにテクニカルな部分が劣っている人が弾いたとしても,自身の曲を自身で弾くとき,曲の力と色の両方によって花が咲きます。「自分の曲」という魅力は代替できない気がします。
ピアノ探求の旅は続きます。今回はスタインウェイ4連続。
最初にこのブログでは珍しいアップライトのスタインウェイです。それはそれはアップライトなのでどうしようもない壁が存在しますが,奥行きがある色です。
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ではグランドに戻りまして,モデルDの1基目。悪くはないのですが,疲れてますかね。
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それでモデルDの2基目。素晴らしい色で鍵盤のタッチ以外は文句なし。
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最後はモデルB。40年近くも経過しているというのに,弾き込まれていないピアノだと判りますが,低音部の奥行きについては弾いているときよりも録音の方が感じられます。高音部についてはハンマー調整の余地が大きいと思いますが,それでもスタインウェイらしさ満開で,どことなく河合RXAに似た詩を感じることができます。
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誰かと付き合うには人間として奥行きがない私ですが,相手がピアノなら会話ができるような気がします。色々と残念な私です。人もピアノも自分を押し付けることにではなく,相手を引き出す能力がないとね。そういうことだよね。
「人生初の骨折」の巻。
先週土曜日のフライトは,久々にヒヤっとするほど揺れに揺れました。揺れたというより機体が横に飛ばされて,C.A.さんが到着後に「揺れたねー」って。
人生初のスノボに行って来ました。そもそも運動神経レヴェルが極端に低い私ですが,老体を振り絞って楽しんでいたのは良いんですが,ふざけ過ぎて派手に舞ってしまい,とうとう肋骨を骨折。微熱が出るしいつ快復するんでしょう。リブバンドしてます,今,はい。整形外科の先生は「スノボで宙を舞うのも悪くないね」ってw
多摩のゴムタイヤ軌道から眺める富士山様。
なんだか山梨側の雪が少ないように思えます。なんでかな,違和感でしかありません。
ピアノ造りの範囲,松本ピアノ。
東海地域上空よりも羽田に近づくにつれ,房総上空から羽田アプローチの方が空気が澄んで,富士山様が綺麗に見てきました。
日本のピアノメーカーは200社以上,ピアノブランドは400以上が確認されていると言われる中,比較的よく知られているメーカー・ブランドが「松本ピアノ」なのですが,とうとう触れさせていただく機会に恵まれました。
フレームやアクション等は仕入ですが,木材の加工は自社で製造してきたところで,ピアノ造りの範囲を考える良い機会になるわけです。
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グランド1台目。こちらは響板のクラウンがなくなっているのか「鳴る」わけではないのですが,貴重なサンプリングです。
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そしてグランド2台目。こちらは古典的な音色が伝わってきます。支柱の組み方が現代のピアノとは異なり,十字型に組んであることと,リムの形成方法の特殊性(側板を重ねて造るのではなく,木材を下から積み木のように重ねているそう)によって,響きはほぼ響板のみから得ているものと推測されます。
ドイツのピアノにも,アクションやハンマーは仕入によるところが多いのですが,ピアノ造り,あるいはピアノメーカーとしての要件はどこなのか,そして個性をどこで捉えれば良いのか,面白くも難しい課題です。
ところでJALのラウンジには2種類あり,JGC会員なら誰でも[クリスタルは除く]入ることのできるサクララウンジと,その上のアッパー顧客が入ることのできるダイヤモンドラウンジ(これは国内線の呼び方で,国際線だとファーストクラスラウンジと呼ばれます)に分かれます。困ったことに,最近は後者の混雑が酷くて,提供される味噌汁やスープが間に合っていない時も。だいたい羽田-伊丹便だと,一般搭乗よりも優先搭乗の方が多いのではないかと思われるときも。だからと言って青い方に乗り換える気にもならないし。
YAMAHA S6X,CF6,CF4,C5X
色々と調べることがあり,東海地方へ。途中,S6X,CF6,CF4,C5Xに触れさせていただきました。山葉さんの最近の方向性は明確です。
C5Xの1台目はこちら。弾いている時はいささか湿気を感じていたのですが,曲によってはこの子が良い場合もありそうだと思えてしまいます。ただし,伝統的な山葉らしさはなく,フレームが厚いと感じます。
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2台目のC5Xはこちら。なるほど,芯があり1代目に比べると振動も大きく,遠くまで飛ばせそう。バランスが良いので,ピアニスト次第で色々な表情を見せてくれそう。だからこそ,5型というサイズが物足りなく感じてしまう。
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そして,今年1月の発売後,2台目に触れさせていただくことになりました。私はこのS6Xにとっても興味津々なので,もう数台弾いて「らしさ」を探したいと思っています。鳴るんですけど,ただ低音部の長さが感じられてはじめて6型の意義が出てくるので,なんとも勿体無い。
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CF4は良く纏まっています。荒さがなくエアサスペンションのような弾き心地でした。そもそも日本でCF4に触れられる機会は少ないばかりか生産台数も僅かでしょうから,CF4の個性を言い当てるにはサンプルが足りない。
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そしてCF6。こちらはCF4と違ってコクもあり山葉らしさのメタルさも健在で非常にバランスが良い。しかし6型の頂点の割には低音部の奥行き感があともう少し。低音部の奥行きなら,C7Xの方が良い場合もあって,ピアニストがそれぞれ何を重視して何を優先させるのか,ということに尽きるのかもしれません。
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